2010年2月12日、映画「[舟孟][舟甲]」の興行成績1億NTドル（2億8000万円）突破を祝い、イーサン・ルアン（阮經天）、マーク・チャオ（趙又廷）ら出演者が台北市内の寺院へ参拝した。台湾・中央通訊社が伝えた。

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台湾で公開中の「[舟孟][舟甲]」は、戒厳令が解かれた直後の1980年代の台北の下町が舞台。イーサンやマーク演じる不良の若者5人グループ「太子幇」の、ヤクザとの抗争を描いている。

今月5日から公開スタートした同作だが、初日から6日間で興行成績は1億NTドルを突破。台湾映画としては史上最も早いスピードでの1億NTドル超えで、08年に史上最高のヒットを記録した「海角七号 君想う、国境の南」を上回る成績が期待されている。

この日、ニュウ・チャンザイ（鈕承澤）監督や出演者が大ヒットを祝って台北市内の寺院を参拝。早くも劇場のスクリーンを盗撮したDVDが市場に出回っていることを受け、ニュウ監督は「非常に憤りを覚える。盛り上がってきた台湾映画界の芽を摘むような行為はやめてほしい」と話していた。

同作は開催中のベルリン国際映画祭でも「パノラマ・スペシャル部門」に登場。ニュウ監督とキャストら10数人が来週15日、上映に合わせてベルリン入りするという。（翻訳・編集/Mathilda）