2010年2月12日、中国から米国への史上最大の旅行団が16日にニューヨークで一堂に会し、米中観光業界に新たな歴史の1ページが刻まれるという。参加人数は1000人以上、合計約3000万ドルの消費能力を持っていると推定され、現地では大歓迎を受ける予定になっている。米華字紙・世界日報の報道を中国網が伝えた。

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記事によると、米国の台湾への武器売却決定、オバマ米大統領のダライ・ラマとの会談予定など、米中政府間の関係はギクシャクしているものの、民間の交流、特に観光業界の交流は盛んになる一方だという。

旅行団は多人数のため、まず第一陣が10日に上海からニューヨークへ飛び、その後数日間にわたり約100人ずつに分かれて出発する。各グループは先に米国各地の観光を終えた後、16日に改めてニューヨークへ集結する予定になっている。

史上最大の旅行団の結成にあたり、組織する側も受け入れ側も特別態勢を敷いた。コンチネンタル航空を始めとする4大航空会社、中国各地の旅行会社11社が協力し、中国全土から参加者を募集。また、今回の団体旅行に対する米政府のビザ申請の認可率は95％に達し、従来にはない認可率を記録した。

一方、受け入れ側のニューヨークでは、同市観光局、百貨店のメイシーズ、エンパイア・ステート・ビルディング、カルティエなどが協力し、準備している。北米カルティエCEOのエマニュエル・ぺラン氏は「米国へ来られた中国のお客様も本国と同じように春節（旧正月）気分を味わってもらいたい」と語り、100年の歴史を誇る建物内に大きな赤い「福」の字を飾り、受け入れ準備を整えているという。（翻訳・編集/HA）