在日留学生の帰国熱高まる、09年は5300人が帰国=政府の優秀人材優遇計画も後押し―日本

Record China    2010年2月8日(月) 14時10分

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5日、中国在日本大使館の主催で在日中国人留学生の集会が開かれ、約300人の留学生が間近に迫っている旧正月を祝った。彼らは将来の中国を担う人材として大きく期待されている。写真は08年12月、トヨタを視察する中国青年団。

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2010年2月5日、中国在日本大使館の主催で在日中国人留学生の集会が開かれ、約300人の留学生が間近に迫っている旧正月を祝った。中国新聞社の6日付の報道。

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集会では中国在日本大使館の担当者が、日本留学経験者の人材としての重要性を強調した。「“中国製造(海外企業の受注で製品を製造する)”から“中国創造(国内企業が独自で製品を開発する)”への転換に際して、カギとなるのは人材。日本留学経験者は民族復興の重要なパワーだ」とした。

現在、日本に学ぶ外国人留学生は約11万人で、6割を中国人が占める。うち、09年の1年間で5300人が帰国した。08年、中国政府雇用対策チームは海外経験のある優秀な人材を確保するため、「1000人計画」を打ち出した。今後10年間で1000人の優良人材を中国へ呼び戻す。対象となるのは海外で博士号を取得した55歳以下の人材で、海外の有名大学で教授クラスの役職を経験した研究者や、国際的大企業などで管理職クラスを経験した技術者・経営管理者で、選出された人材は給与や社会保障などで優遇される。

これまでに、14人の在日中国人がこの「1000人計画」に選ばれている。日本の独立行政法人、物質・材料研究機構と中国の西安交通大学材料研究センターに籍を置き、日本と中国を往復する生活を送る任暁兵(レン・シャオビン)氏もその1人。これまでも多くの優秀人材として選出されてきたが、このほどの「1000人計画」については、「学術研究へのサポート力はこれまでとは比べ物にならない」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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