<米中>米国産の輸入鶏肉に反ダンピング課税実施へ―中国

Record China    2010年2月5日(金) 21時46分

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5日、中国商務部は米国からの輸入鶏肉に反ダンピング課税を実施すると発表した。写真は上海の食品展示会の米国産鶏肉製品ブース。

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2010年2月5日、中国商務部は米国からの輸入鶏肉などに対し、反ダンピング課税を実施すると発表した。グーグル問題、台湾への武器売却の決定、オバマ米大統領とダライ・ラマとの会談予定など、対立が目立つ米中関係にまた新たな火種が発生したことになる。英BBC放送中国語サイトが伝えた。

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記事によると、中国商務部は反ダンピング調査の第一段階の裁決として、米国が中国へ向けて輸出している鶏肉製品への税率を現状の43.1%から今後一時的に105.4%へ引き上げると発表した。同部は「米国産の鶏肉製品は、ダンピングによって中国国内業者に実質的な損害を与えている。ダンピングと損害の間の因果関係も存在している」との声明を出し、輸入業者に対し2月13日から相応の保証金を要求するとしている。

同部は昨年9月から米国産の鶏肉製品に対し反ダンピング調査を開始していた。対象となったのは1匹丸ごとの生・冷蔵・冷凍肉、分割した各部位の鶏肉と鶏肉製品。

米中間の貿易摩擦は最近1年間に頻発しており、米国はこれまでに中国産タイヤやシームレス鋼管に対する緊急輸入制限(セーフガード)や反ダンピング課税の実施を発表してきた。(翻訳・編集/HA)

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