消滅の危機、世界の「口承文学」=ケンブリッジ大学が保存へ―中国誌

Record China    2010年2月8日(月) 16時13分

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4日、中国誌は、消滅の危機に瀕する「口承文学」を保存する試みが、英ケンブリッジ大学を中心として行われていると報じた。写真は雲南省臨滄市永徳県の烏木龍郷で生活する少数民族・イ族の支系、俐米人。

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2010年2月4日、消滅の危機に瀕する「口承文学」を保存する試みが、英ケンブリッジ大学のトゥーリン(Mark Turin)博士を中心として行われている。外灘画報が伝えた。

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口承文学とは文字を持たない民族の間に口伝えで代々伝えられる祭文や民話、民謡、言葉遊びなどのこと。文字として残されないため、伝える人がいなくなれば消滅してしまう。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の統計によると、世界に約6000ある言語のうち、約半数が消滅の危機に瀕している。グローバル化が進み、生活様式の多様性が失われつつある今、民族の言葉を自在に操れる話者は年々減少を続けている。

こうした危機に瀕する口承文学を録音・録画して保存する試み「World Oral Literature Project」が、トゥーリン博士を中心に行われている。博士は96年から準備を始めた。現在は、世界各地ですべての土着民族と人類学の専門家が協力できるような体制作りを進めているという。(翻訳・編集/NN)

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