逆ギレのバスジャック犯に懲役12年―北京市

Record China    2006年11月21日(火) 22時39分

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バイクタクシー業を営む男が、商売道具を奪われた腹いせに行ったバスハイジャック事件に対し、懲役12年の判決が下された。

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2006年11月20日午前、北京市の西城裁判所において、去年の暮れに起きた北京のバスハイジャック事件に対する判決が下された。被告は劉美祥(リウメイシアン)という江蘇(こうそ)省出身の男である。

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事件を起こした劉被告は、地元でバイクタクシーの仕事をしていたが、数年間バイクタクシーを営業するための管理費を支払わなかったため、交通警察にバイクを押収された。これを不服として彼は、なぜか手製の武器を用意すると北京へ向かい、2005年12月29日、北京市公共交通バスのうち、運行中の1台を乗っ取ったのだ。

手製といえど持っていたのは拳銃や爆発物とあって、緊張に包まれる中にらみ合いが続いた。一瞬の隙を狙って警察と乗客が力を合わせて身柄を確保した。その際、激高した劉被告は拳銃を発砲したが、幸いけが人は出なかった。

この逆ギレによる犯行に対し裁判所は、公共交通バスハイジャック罪、不法銃刀保持、爆発物製造の罪などにより懲役12年を言い渡した。この事件は「府右街公共交通バスハイジャック事件」と呼ばれ当時世間を賑わしたので、その判決に注目が集まっていた。

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