人形劇の人気者、いまや孫悟空よりM・ジャクソン=中国の伝統文化に及ぶ欧米文化の波―SP紙

Record China    2010年2月4日(木) 7時26分

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1日、シンガポール紙が「欧米文化にさらされる中国文化」との記事を掲載した。経済面で台頭する中国だが、文化面では欧米の文化が続々と中国に流入している。写真は四川省北部に伝わる伝統的な影絵芝居・王皮影。

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2010年1月31日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは「欧米文化にさらされる中国文化」と題した記事を掲載した。2月1日付で環球時報が伝えた。

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記事は冒頭で、「中国が台頭、米国は衰退」しているのは経済面だけだと綴った。文化面では欧米文化が続々と中国に流入しており、中国の固有の伝統文化もその影響を受けつつある。

四川省の成都市に住む周さんは、伝統的な皮製の人形を使った影絵芝居「王皮影」に長年携わっている。しかし、彼の上演する芝居で観客の人気を呼んでいる登場人物は西遊記の孫悟空でもなければ、猪八戒でもない。マイケル・ジャクソンの曲に合わせて踊り、ムーンウォークを披露する西洋風のキャラクターが注目を集めるのだ。

周さん自身、「伝統的な影絵芝居など退屈で面白くない」という。こうした風潮は四川省や影絵芝居に限らず、中国全土で一般的なものとなっている。他国の侵略行為は何も武力による戦争とは限らない。戦争よりも静かで、より効果的な“文化の侵略”が、われわれ東洋人の日常生活で密かに進行していると記事は結んでいる。(翻訳・編集/岡田)

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