ハングル一辺倒を反省?教育研究機関が小学校での漢字教育復活を提言―韓国

Record China    2010年2月4日(木) 12時44分

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1月30日付の韓国紙は、韓国教育課程評価院が教育科学技術部に提出した報告書で、小学校のカリキュラムに漢字教育を再導入することが提言されたと報じた。写真はソウル市内の中国人学校。

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2010年2月2日、韓国教育課程評価院が教育科学技術部(日本の文科省に相当)に提出した報告書で、小学校のカリキュラムに漢字教育を再導入することが提言されたことがわかった。1948年のハングル専用法公布に続き、1970年以降の韓国では義務教育課程での漢字教育は撤廃されており、実現すれば40年ぶりの導入となる。韓国紙・朝鮮日報の1月30日付の報道を中国新聞網が伝えた。

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報告書を提出した教育課程評価院とは、教科書の研究開発や検定・認定を目的に、韓国政府が出資して設立した非営利団体。教育科学技術部は、今後の新カリキュラムに同院の提言を一部反映することを認めている。報道によれば、教育科学技術部は体験学習の授業枠で漢字教育を行うことになっており、社会的な需要に照らし合わせて漢字教育をすすめていく方針だという。

昨年6〜7月に父兄や教師5222人を対象として行われたアンケート調査では、83%(父兄89.1%、教師77.3%)が小学校での漢字教育復活に賛成しているという結果になっている。また、金鐘泌(キム・ジョンピル)元首相など歴代総理20人が連名で韓国大統領府に対し、小学校における漢字教育を促す意見書を提出して議論を呼んでいた。(翻訳・編集/岡田)

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