世界が羨む高度成長の国で、今年1千万人が職に就けない?学生の就職難も続く―中国

Record China    2010年1月27日(水) 6時8分

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23日、今年の大学新卒者は昨年を上回る約630万人と予想され、大卒者の就職難は続きそう。写真は今月北京市で行われた就職説明会。4万人以上の大学院生が押し寄せた。

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2010年1月23日、新京報によると、09年には中国国内で卒業を見込む大学生の数は約611万人だったが、今年はそれを上回る約630万人と予想されている。09年の大学新卒者の就職率は87%にとどまったが、今年もその厳しさに変化はみられない見通しだ。

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中国人力資源・社会保障部の尹成基(イン・チョンジー)報道官は、09年度の新規就職者数は約1102万人、一時帰休者および失業者の再就職者は約514万人、就職が困難な事情を抱える人々による就職者数は164万人だった。失業率は都市戸籍所持者の場合で4.3%だったと発表した。

同部の尹蔚民(イン・ウェイミン)部長によると、今年は昨年より約200万人少ない900万人の新規就職者数を見込んでいる。一方、卒業見込みの学生が約630万人、昨年からの就職浪人が約80万人、さらに毎年数百万を数える中卒・高卒の求職者や、都市で就職を希望する農村出身者もいるため、今年も1000万人以上が職にあぶれると予想されている。

また、昨年12月末、中国政府が都市部の企業で働く労働者を対象とした年金保険改革法を発布、今年1月1日から施行すると発表したことを受けて、深センなど各地で農民数万人が保険解約におしかけ大混乱が生じたが、尹報道官はこれについて「政府の政策宣伝期間が十分でなかった」ことを認めた。(翻訳・編集/中原)

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