Record China 2010年1月21日(木) 21時58分
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18日、四川料理に対して疾病予防のために食塩含有量を低く設定した基準値が発表されたが、プロの料理人たちは「塩を控えたら四川料理じゃない」と反発している。写真は四川料理。
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2010年1月18日、中国を代表する4大料理の1つで1500年以上の伝統をもつ四川料理に対し、先ごろ減塩を狙った食塩含有量基準が定められたが、地元・四川省では「塩辛くなければ四川料理ではない」と反発の声があるという。地元紙・華西都市報が伝えた。
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四川料理といえば「激辛」のイメージが強いが、実際に四川省の人々が日常的に食べている料理は香辛料だけでなく塩分やうまみ調味料(中国語で味精)、油分を大量に用いる。今回定められた基準値では、四川泡菜(漬物)の塩分を4%以下にするよう指導。この数字は国際標準値にも合致しており、減塩促進につながると専門家らは高く評価している。
「定年退職して時間ができたので、頻繁に友人たちと外食していたら三高(高血圧、高血糖、高血脂)になった」という市民や「外食すると猛烈に喉が渇く」と訴える人々もいて、減塩は健康促進と成人病予防に必要不可欠なのは間違いない。だが濃い味つけに慣れてしまって「塩辛くなければ美味しくない」と反論する四川人も多い。
レストランで客が「塩と油を控えて、味精を入れないで料理を作って」と頼んだところ、料理人が「そんな四川料理は作れない」と断られたケースもあり、四川人の食生活を減塩に導くのは容易なことではない。だが人々の健康な未来のために、今から根気強く減塩を呼びかけていくことが大切だろう。(翻訳・編集/本郷)
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