Record China 2010年1月20日(水) 22時7分
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25日、米誌は「中国と敵対する者にはいかなるチャンスもない」と題した記事でグーグルの中国撤退問題に触れ、「戦いの勝者は中国だ」と論じた。写真は中国共産党本部や国務院が置かれている北京の中南海。
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2010年1月25日、米誌ニューズウィークは「中国と敵対する者にはいかなるチャンスもない」と題した記事でグーグルの中国撤退問題に触れ、「戦いの勝者は中国だ」と論じた。以下はその内容。
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過去30年、西側の中国に関する予測は十中八九間違っていた。これは疑いの余地がない事実である。西側メディアは、「中国経済の成長率は誇張されたもの」「国の統制力に陰りが見え始めている」「海外メディアの報道が中国共産党の権力を弱らせている」などと報じて来たが、これらはすべて西洋人の考え方に基づいたものに過ぎない。
インターネットは、西洋では「思想と情報の自由な交換」の象徴と見られてきたが、中国政府はこれを効果的に制御できることを世間に知らしめた。グーグルの「世界中の情報を取りまとめ、誰もが簡単にアクセスして有益な情報が得られる」という理念は、中国の統治者が抱く「統制の必要と責任」という古い観念と衝突した。
だが、この戦いの勝者は「中国」以外にない。グーグルは中国当局の要求に従うか、この世界最大の市場から撤退するかの2つに1つだ。西洋人は中国政府の統制を「恐れ」によるものと解釈しているが、それは違う。中国人にとって国家とは「社会の化身」であり「守護者」でもある。中華文明を完全な形で継承することが、国の最も重要な政治任務で神聖な使命なのだ。
中国が米国を抜いて世界最大の経済国家になることは、もはや時間の問題。中国が支配する新しい世界では中国人の考え方(儒教的な思想から国家観、家庭のあり方や子供の養育に関してまで)が主流になってくる。我々は早いうちからその本質を知るべきだ。そうすれば、もっと上手く中国と付き合えるようになるだろう。(翻訳・編集/NN)
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