Record China 2010年1月14日(木) 13時25分
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13日、中国IT・通信業界の評論家として有名な頂立剛氏がブログサイト・新浪博客に「グーグルの中国撤退は単なる心理作戦に過ぎない」と題した記事を掲載した。写真はグーグル中国の本部。
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2010年1月13日、中国IT・通信業界の評論家として有名な頂立剛(ディン・リーガン)氏がブログサイト・新浪博客に「グーグルの中国撤退は単なる心理作戦に過ぎない」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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グーグルが中国撤退を検討しているというニュースが世間をにぎわしているが、これは単なる心理作戦に過ぎず、実行される可能性は薄いとみている。もし、本当に撤退すれば、損害を被るのはグーグルであり、結果的にグーグルの社員が路頭に迷うだけ。世界戦略という点から考えて、巨大な中国市場を外すことなどあり得ない。今後再び中国市場に返り咲こうとしても、もはや何の競争力も持たないだろう。しかも、これほど強硬な行動を押し通せば、携帯OS「アンドロイド」の中国進出にも影響が出る可能性は否定できない。
グーグルは自らをメディアではなく単なる検索エンジンと位置付け、検索結果に対する管理責任を負わない姿勢を見せている。中国でも同じ姿勢を貫こうとしているが、そうはいかない。例えば、「グーグル ブック検索」では作家の著作権保護が中国でも問題視されているが、グーグルは作品を広く知らしめるという意味で作家の助けになるとまで言っている。米国人には問題点が理解できないようだ。
中国と米国は長い間、戦略的なライバルであり、提携パートナーでもあった。グーグルも中国と米国の違いを認識し、理解するよう努め、物事を長い目で見るべきだろう。中国からの撤退はグーグルにとって有利な選択ではないと確信している。(翻訳・編集/NN)
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