国際情勢白書の「軍事力、世界第2位」に8割が異論、「妥当な評価」は1割強―中国

Record China    2009年12月26日(土) 22時19分

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25日、中国社会科学院が24日発表した2010年の「国際形勢黄皮書」で中国の軍事力が世界第2位に評価されたことについて、8割が「評価が高すぎる」と考えていることが分かった。写真は中国の空軍兵士。

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2009年12月25日、環球網によると、中国社会科学院が24日発表した2010年の「国際形勢黄皮書(=国際情勢白書)」で中国の軍事力が米国に次ぐ世界第2位に評価されたことについて、中国のインターネット上でアンケート調査を行ったところ、約84%の回答者が「評価が高すぎる」と回答した。

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黄皮書は、社会科学院が世界11か国を対象に、資源、人口、経済、軍事力などを評価し、各国の総合力を順位付けしたもので、中国は軍事力に関しては米国に次いで2位となっている。黄皮書によると、軍事力については「量」を評価の対象にしており、軍事設備・武器の先進性などその他の要素は考慮していないと解説。中国の軍人数や武器の数量を重点的に評価した結果が世界第2位という高評価につながったとしている。

これについてネット上では、空母、戦略爆撃機、自前の全地球測位システム(GPS)などを持たない中国軍に対する高い評価に異論が続出。「自己欺瞞では?」「中国脅威論に口実を与える」などの声が上がっている。

また、環球網が24日に行ったインターネット調査によると、同日午後11時30分現在で、「中国の軍事力2位は評価が高すぎる」とした回答者は84.8%(1657人)と圧倒的多数を占め、「妥当な評価である」の12.6%(247人)、「低すぎる」の2.6%を大きく上回っている。(翻訳・編集/HA)

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