Record China 2009年12月26日(土) 7時11分
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23日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健氏はブログ記事で、日本人の危機感と劣等感について論じた。写真は5月12日の「防災デー」にちなみ、河北省の小学校で行われた避難訓練。
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2009年12月23日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評論家の孔健(こう・けん)氏は、「日本人はなぜ常に危機感と劣等感を抱いているのか?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。
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日本は地震が多い島国だ。地震にビクビクしながら過ごす毎日は、日本人独特の国民性を作り出した。視野は狭いが我慢強く、堅物だが応用力に長けている。国民1人1人の危機意識は非常に高い。一般家庭のほとんどで防災グッズが常備され、ほぼすべての建物に「非常口」が設けられている。日本人の頭の中は常に「万一」への備えでいっぱいだ。
だが、こうした毎日は日本人に独特の劣等感をも植え付けた。06年の映画「日本以外全部沈没」はその典型だ。映画は天変地異によって日本以外のすべての大陸が沈没し、世界各国から難民が押し寄せるという物語。米国大統領やハリウッドスター、韓国や中国の元首までもが難民と化し、日本人は彼らを「二等国民」扱いする。世界中が自称“救世主”である「大日本」にひざまずくその様は、かえって日本人の強い劣等感を露呈している。
これと同時に、自国の資源が乏しいことを知っている日本人は省エネやリサイクルにも熱心だ。ある印刷工場を見学した際、夜は節電のため、氷で工場内を冷やしていることを知った。電力会社から毎月の使用量を決められているのだという。ゴミも非常に細かく分別されていたが、従業員は1つ1つきちんと守っていた。
日本人は骨の髄まで危機意識が浸透しているため、細かいことをいちいち宣伝する必要はない。こうした危機感が日本人にプラスの作用を与えていることは間違いないだろう。中国人も日本人の危機感をぜひ見習うべきだ。(翻訳・編集/NN)
●孔健(こう・けん)
孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評論家。山東大学日本語学科を卒業し、85年に来日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創刊。NPO法人日中経済貿易促進協会理事長などさまざまな日中関連の機関で代表を務める。「日本人は永遠に中国人を理解できない」「日本との戦争は避けられない」など著書多数。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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