<調査>今後10年で最大の社会問題TOP3=「腐敗」「貧富の格差拡大」「官民の衝突」―中国

Record China    2009年12月25日(金) 4時32分

拡大

24日、中国誌が行った中国の将来の問題に関するアンケート調査「今後10年間で最も厳しい挑戦10項目」によると、「腐敗問題」「貧富の格差拡大」「官民の衝突」「不動産価格の高騰」などが上位を占めたことが分かった。写真は「袖の下お断り」を意味する看板。

(1 / 4 枚)

2009年12月24日、中国誌・人民論壇が行った中国の将来の問題に関するアンケート調査「今後10年間で最も厳しい挑戦10項目」によると、「腐敗問題」「貧富の格差拡大」「官民の衝突」「不動産価格の高騰」などが上位を占めたことが分かった。人民網が伝えた。

その他の写真

調査はまず第1段階として、100名以上の専門家や学者が「中国が今後10年間に直面する問題」について項目をリストアップし、その中から指摘の多かった順に問題トップ20を選出。第2段階として問題トップ20について、人民網など3つのポータルサイトで11月26日から12月8日にかけて「今後10年間で最も厳しい挑戦10項目」として調査を行い、8128人が回答した。

その結果、ベスト10のうち、政治に関するものが3項目(1位、3位、6位)、生活・社会問題が4項目(2位、4位、8位、9位)、環境問題が1項目(7位)、道徳問題が2項目(5位、10位)を占めた。1位から10位までの結果は以下の通り。

1)腐敗問題が大衆の我慢できるレベルを突破(回答者6688人、得票率82.3%)

2)貧富の格差拡大、分配の不公平による社会矛盾の激化(6555人、80.6%)

3)社会の基層部における官僚と民衆の衝突(5140人、63.2%)

4)不動産価格の高騰と低所得の矛盾(5103人、62.8%)

5)誠実さの危機、道徳規範の喪失(5012人、61.7%)

6)民主政治改革が大衆の期待を下回る(4251人、52.3%)

7)環境汚染、生態系の破壊(4196人、51.6%)

8)高齢化問題の突出、身寄りや住居の無い老人の増加(3583人、44.1%)

9)大学卒業生の就業難が社会の不安定要素を誘発(3528人、43.4%)

10)主流だった価値観の疎外化の危機(2949人、36.3%)(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携