中国社会の実情をリアルに描く!話題の9作品が上陸―中国インディペンデント映画祭

Record China    2009年12月22日(火) 11時11分

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自由な表現を求めて創作活動を続ける独立系の中国人若手映画作家らによる「中国インディペンデント映画祭」が、今年も東京で開催されている。写真は応亮監督。

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昨年より開催され、多くのリピーターを生んで大好評となっている「中国インディペンデント映画祭」が、今年も今月12日から東京で開催されている。

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映画事業が国家の管理下に敷かれている中国で、自由な表現を求めて創作活動を続ける独立系の若手映画監督が増えてきていることが背景にある。香港の資本などを導入した娯楽大作も数多く誕生する中、彼らインディペンデント作家の作品は、実社会の現状や人々を独特の切り口と着眼点でリアルに描いており、国内上映や商業的な成功に結びつかなくとも、海外の映画祭で高い評価を受ける作品が少なくない。

今回の上映作品は日本初上演を多く含む全9作品。滅びゆく少数民族や性産業従事者、人身売買された子供、不動産バブルに翻弄される庶民の姿などが描かれ、経済発展によって多様化が進む現在の中国を反映するような題材が揃う。

東京フィルメックス映画祭で2度の受賞歴があり、日本での認知度も高まりつつある応亮(イン・リャン)監督の新作「グッドキャット」をはじめ、物乞いの少女を描き、世界の50を超える映画祭で上映された「小蛾(シャオオー)の行方」、インディペンデント映画でありながら上海国際映画祭でも賞を獲得した「ジャライノール」など全9作品が上映中。(編集/愛玉)

■中国インディペンデント映画祭2009

12月29日まで東京・ポレポレ東中野で開催中。

公式サイト:http://cifft.net/

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