Record China 2009年12月17日(木) 11時41分
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16日、岐阜大学大学院に在学中に指導教官からアカデミックハラスメントを受けたとして、元留学生の中国人女性(30)が同大と男性講師に慰謝料など928万円を求めた訴訟の判決が岐阜地裁であった。写真は中国の論文資料サイト。
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2009年12月16日、華字紙・中文導報によると、岐阜大学大学院に在学中に指導教官からアカデミックハラスメントを受けたとして、元留学生の中国人女性(30)が同大と男性講師に慰謝料など928万円を求めた訴訟の判決が岐阜地裁であった。
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内田計一裁判長は女性の訴えを一部認め、同大と男性講師に計110万円を支払うよう命じた。訴えによると、女性は04年〜07年、同大大学院地域科学科の修士課程に在籍していたが、担当教官だった当時40代の男性講師から執拗に休学するよう求められ、これを拒否すると修士論文が不合格となり、卒業が1年遅れた。女性は大学側に担当教官の変更を求めたが、大学側は「必要ない」として適切な措置を取らなかったため、07年に提訴に踏み切った。
内田裁判長は判決で、講師は学力不足を理由に女性に執拗に休学を迫り、「聞かなければ退学も自由に出来るとは限らない」と女性を不安に陥らせた上、「社会のクズ」などと暴言を吐いたことは、「社会的通念に欠ける不法行為」と認めた。一方で、修士論文が不合格になったこととの因果関係は認められないとした。
記事は、日本で中国人留学生に対するアカハラが急増し、社会問題になっていると指摘。06年には香川大学大学院教育学研究科(美術教育専修)で授業を受けさせないなどの嫌がらせを受けた中国人留学生が訴えを起こし、担当教授が停職3か月の処分を受けている。(翻訳・編集/NN)
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