Record China 2009年12月31日(木) 13時42分
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2009年12月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、チャイニーズファイティングプロモーションの岩熊宏幸代表をインタビュー、想像を超える発展を見せている中国格闘技界について話を聞いた。写真は功夫王。
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2009年12月、レコードチャイナのライターによる個人ブログ「21世紀中国ニュース」は、チャイニーズファイティングプロモーションの岩熊宏幸代表をインタビュー、想像を超える発展を見せている中国格闘技界について話を聞いた。
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以下は同ブログから。
選手の供給源としてだけではなく、マーケットとしても盛り上がりを見せる中国。中国経済が好調なことからスポンサーもつきやすく、中国のイベント主催者は「日本でもよく知られているようなビッグネームを参戦させる」と豪語しているとか。ファイトマネーの水準もすでに日本に迫っており、場合によっては上回ることすらあるという。
もちろんビジネスを進める上での問題点はまだ多く残されている。かつてのように突然会場が停電してしまうなどのインフラ面での課題は解消されたものの、社会主義特有とも言える煩瑣な行政手続きは他国の人間には理解しがたいものだ。岩熊代表が例にあげたのは日程の問題。イベント開催の認可を受けるためには出場選手を確定させる必要があるが、認可がいつ下りるかわからないため、選手は開催日を知らない状態でオファーに同意する必要がある。
開催日が流動的なままでのオファーなど日本では考えられないこと、そのため日中間でたびたび紛糾すると頭を悩ませていた。そうした問題はありつつも、中国の立ち技格闘技界は今後、間違いなく成長を続けると岩熊代表は断言し、今後は日本人選手を派遣する機会が増えると予測している。
話を聞くまで中国人選手の「輸入」というイメージばかりが先行していたが、現実ははるかにその先へと進んでいる。経済成長に加え、散打というバックボーンを持っている中国で、立ち技格闘技のビジネス化が急速に進んでいる現状がよく理解できた。
イベントビジネス的に見れば中国の台頭は強力なライバルの出現を意味するものとなるが、選手の視点に立てばむしろ歓迎するべきことではないだろうか。岩熊代表によると、近年、日本のキックボクシングジムと選手人口はその数を増やしている。中国という舞台で新たなチャンスをつかみ、スターとなる日本人選手が登場することが待たれる。(筆者:chinanews)
■「21世紀中国ニュース」は中国在住経験を持つ翻訳者によるブログ。サッカーなど中国のスポーツから社会事情、事件、流行など幅広く紹介している。FC2ブログに掲載。
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