<中台>「東西ドイツ統一モデルは応用できない」と馬総統―ドイツメディア

Record China    2009年12月11日(金) 17時45分

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10日、台湾の馬英九総統は、中台は当時の東西ドイツとは状況が完全に異なり、統一についても同じようにはいかないと語った。写真は福建省アモイ市から望遠鏡で台湾を見る人々。

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2009年12月10日、アモイの地域メディア・台海網によると、台湾の馬英九総統はドイツメディア・ドイチェ・ヴェレのインタビューを受け、中台は当時の東西ドイツとは状況が完全に異なり、統一についても同じようにはいかないと語った。

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馬総統は同時に、「ドイツモデルにおける互いに尊重し、現実を直視し、真摯に協力するという精神は、参考に値する」としながら、「(中台の)現在の方向性は間違っていない。将来、極めて慎重にではあるが、(政策の)透明性を増しつつ障害を取り除いていく」と述べた。

馬総統はしかし、現在中台には多くの課題があることも指摘しており、その1つが胡錦濤国家主席との首脳会談だという。05年7月17日、馬総統が国民党主席に再選した際、胡国家主席は祝電を送り、「中台の平和と安定した発展を続けて推し進め、中華民族の美しい未来を共に築くため努力しましょう」と述べている。現在、馬総統の立場は当時とは大きく違い、国民党主席と総統職を兼務、三軍を統帥する。首脳会談が実現すれば、「中台軍事問題」という敏感な領域にも切り込めると同記事は期待を寄せる。

「胡馬」首脳会談の時期について、台湾メディアによると、72%の台湾民衆が「2012年までの馬総統の任期中に」と望んでいるという。場所については、35%が「香港」、30%が「胡主席の訪台は可能」と答えている。

米メディアの中には、2012年に胡錦濤国家主席と馬英九総統の2人がノーベル平和賞を受賞するだろうと予想する評論家もいるという。(翻訳・編集/津野尾)

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