2009年12月9日、新聞晨報によると、北朝鮮で毎年恒例の「年末棚卸」が行われる影響で、中国から北朝鮮への観光旅行が12月10日から来年1月初旬にかけて一時的に中止されるという。

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記事によると、北朝鮮では経済体制の関係で、毎年12月から翌年1月にかけて全国で帳簿上のすべての勘定の突き合わせが行われる。この影響で同国の様々な機能が麻痺するため、例年この期間中は中国から北朝鮮への観光旅行も中止されるという。

旅行関係者は「北朝鮮では『棚卸』が始まると、各部門が手元の仕事を処理せず、棚卸だけに専念する。このため観光旅行中止も毎年恒例になっており、今年は12月10日から中止され、再開は北朝鮮側の受け入れ態勢が整う1月10日前後になる」と紹介する。しかし実際には北朝鮮の冬季は非常に寒いため、多くの旅行会社では特別なニーズがない限り12月初旬からすでに北朝鮮への観光旅行を中止しており、2月から3月にかけて再開するのが一般的だという。

また、同国で最近実施されたデノミネーションの影響について、旅行関係者は「中国人観光客が北朝鮮へ旅行した際には人民元を使って買物や決済をするため、デノミの影響は無い」と語っている。（翻訳・編集/HA）