金融危機で人員削減の中国南部の工場群、今度はクリスマス需要の人手不足で苦慮―米CNN

Record China    2009年12月6日(日) 9時6分

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2日、CNNのニュースサイトは製造業が盛んな中国南部の都市で労働力が不足するという現象が生じていると紹介した。写真は広東省東莞市内の玩具工場。

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2009年12月2日、米CNNテレビのニュースサイトは、製造業が盛んな中国南部の都市で労働力が不足するという現象が生じていると紹介した。4日付で環球時報が伝えた。

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製造業を中心に発展してきた中国南部は、金融危機で深刻な打撃を受けた。同記事によると、多くのメーカーが工場閉鎖や人員削減に追い込まれたが、クリスマス商戦に向けて需要が高まったことで、人手不足という問題が新たに生じているという。

「従業員の多くが農村部出身。辞めたら2度と戻らない」と地元メーカーは話す。解雇した従業員を呼び戻すのは難しく、どの工場も同じ問題を抱えている。労働力を確保するために、内陸部まで出向いたメーカーもいるという。

街中至る所に“急募”の貼り紙があるのも、もはや当たり前の光景。同地の労働者にとって、金融危機はかえってプラスになっているのかもしれない。中国政府が景気刺激策を打ち出したことで、多くの雇用が創出されているからだ。沿海部地区や製造業以外で積極的に条件のいい仕事を探す人も多く出ている。

求職者を引き付けるために、コンピュータ室やバスケットコートなどの増設を検討しているメーカーもある。香港工業総会の関係者は、製造業界の賃金動向について「2010年には少なくとも数%上昇する可能性が高い」との見通しを示しているが、地元メーカーの多くが賃金引き上げには依然として消極的という。(翻訳・編集/SN)

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