パプアニューギニアで嫌われる中国人、「なぜ現地の文化を尊重しないのか」―米誌

Record China    2009年12月2日(水) 3時31分

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11月30日、米誌は「世界の中の中国企業」と題した記事で、パプアニューギニアで働く中国人が文化の壁に遭遇していると報じた。写真は上海の建設現場で働く作業員。

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2009年11月30日、米タイム誌アジア版(12月7日発売号)は「世界の中の中国企業」と題した記事で、パプアニューギニアで働く中国人が文化の壁に遭遇していると報じた。環球時報が伝えた。

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同国の山間部にあるニッケル・コバルト鉱山。昼食を取る作業員は見事に二つのグループに分かれている。一つは現地人のグループで、もう一つは中国人のグループ。互いに言葉は通じず、食べる物も全く違う。中国人は現地の人を「裸で走る回る未開の人種。中国人のように真面目に働かない」と思い込んでいるが、現地での中国人に対する評判も惨憺たるもの。中国企業による鉱山開発は同国の国内総生産(GDP)増加に大きく貢献するにも関わらず、関係省庁の大臣までもが「中国人はなぜ現地の文化を尊重しないのか」と発言するほどだ。

記事によると、21世紀に入り、中国人が世界に進出し始めた頃は、特にアジアやアフリカ、南米で大いに歓迎された。ところが、最近では中国人を歓迎しない国が増えている。中国人はその国で開発や建設を行う際、作業員はもとより、トイレットペーパーからインスタントラーメンまで全て自国から持ち込む。そして、数年も経たないうちに作業員の家族や親戚まで大挙して押しかけ、安価な中国製品を売る店を開き、地元商店から顧客を奪い取る。

パプアニューギニアの主要都市にあるファストフード店や雑貨店も、ほとんどが最近新たにやって来た中国人移民が開いたもの。地元の反発は強い。しかも、最近では同国で働く中国人作業員が就労ビザを持っていない可能性も指摘されている。(翻訳・編集/NN)

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