<中朝>軍部の緊密化、意図するのは「核問題への影響力保持」か―中国

Record China    2009年11月28日(土) 1時14分

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25日、韓国・聯合ニュースは「中朝軍部の頻繁すぎる接触、軍事協力の拡大へ?」との記事を発表し、中朝の軍事関係密接化に懸念を示しながら、中国側の意図を分析した。写真は中国で今月行われた核兵器事故対応訓練。

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2009年11月25日、韓国・聯合ニュースは「中朝軍部の頻繁すぎる接触、軍事協力の拡大へ?」との記事を発表し、中朝の軍事関係密接化に懸念を示しながら、中国側の意図を分析した。環球時報の26日付の報道。

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今月、中国国防部の梁光烈(リアン・グアンリエ)部長が訪朝し、北朝鮮軍部の高官らと会見した。それと入れ替わるように北朝鮮人民軍総政治局の金正閣(キム・ジョンガク)第一副局長が訪中。両国の軍部間で相互訪問が活発化してきているほか、「中国軍高官による発言にも注目すべき」と記事は綴る。中国の梁国防部長は先日の訪朝の際、「中朝軍部と両国人民の団結力は何物も打ち破ることはできない」と発言、中国中央軍委の徐才厚(シュー・ツァイホウ)副主席も金正閣氏との会見時、「中朝軍部の友好は両国関係の重要な位置を占める」と示した。

韓国・成均館(ソンギュングァン)大学校の李煕玉(イ・ヒオク)教授は、「中国の首脳陣は、中朝の地縁がもたらす政治的意義を考慮し、北朝鮮の核問題などに常に介入できる立場を確立しようとしている。この政策は今後も続くだろう」としている。国際的NGO・国際危機グループ(ISG)が今月に発表した最新の報告も、「中国は北朝鮮に安全保障を提供することを通じて北朝鮮の核問題を管理する意図である」と分析した。

また、先月に開催された米韓安保協議会も中朝を刺激したとの見方もある。同協議会でゲーツ米国防長官が、米国の核戦力・通常戦力・ミサイル防衛(MD)によって韓国を防衛することを確約したため、それに対抗する意思表示とも受け取れるという。(翻訳・編集/愛玉)

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