危険な仕事に従事した死傷者の大半が、十分な訓練なし―山東省寿光市

Record China    2006年11月11日(土) 11時2分

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命綱もつけずにひょいひょいとクレーン上を移動していく作業員。彼らの仕事は常に死と隣り合わせだ。

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2006年11月10日、山東(さんとう)省寿光(ショウグワン)市のある工事現場で、高さ数十mのタワークレーン上で作業している建設作業員たちが、まるで雑技を演じているように見える。彼らは命綱も何も全く付けておらず、非常に危険である。

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中国安全監督局のデータによると、近年起きた死傷事故の90%以上は、必要な準備をしないまま危険な行為を行ったことよるという。そのうちの80%が、農村部からの出稼ぎ者が集中している炭鉱、化学工業、爆竹工場、建築現場などで見られる。

最近安全監督局と労働保障部などが合同で発表した、「農民工安全訓練工作意見」という意見書は、炭鉱や危険な化学薬品を扱う工場、爆竹工場等、これら危険性の高い場所で仕事に従事する人々に対し、雇用主が最低72時間の安全訓練を行うよう要求している。建築現場で働く人は、最低32時間の安全訓練が求められ、毎年行う再訓練は20時間と設定している。

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