企業が「失恋休暇」を導入!従業員重視の制度と社員に好評―上海市

Record China    2009年11月19日(木) 1時21分

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16日、上海のある企業が福利厚生の一環として「失恋休暇」制度を導入したことがわかった。写真は失恋して落ち込む女性。

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2009年11月16日、解放日報は、最近上海のある企業が労働者の福利厚生として「失恋休暇」などの制度を取り入れたと伝えた。失恋で傷ついた心を癒すために5日間の休暇が与えられるという。「従業員が気持ちよく仕事をするにはどうすべきか」ということが各企業の中で重視されるようになったことがその背景にあるようだ。

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11月13日、企業幹部や人材育成の専門家を集めて、上海で「幸福生産力に関する討論会」が開催された。「幸福生産力」とは労働者がどれほど気持ちよく仕事をしているかに着目して生まれた言葉。その実例として、あるアニメーション制作企業ではコンピューターと向かい合う時間が長いことから、従業員の疲労回復のために定期的にプロのマッサージ師を呼んでいる。

その中でも目立つのがある企業が導入した「失恋休暇」だ。従業員からは斬新で良いアイデアだとの声が少なくない。女性スタッフの王さんは「5日間の失恋休暇で、家で休養したり、友達と出かけることでストレスが発散でき、心を癒せる」と期待を寄せる。もちろん、何を失恋と定義するかなど議論すべき点はあるが、責任者は「不備があれば改善し、従業員の幸福指数を高めたい」と話す。

復旦大学の顧暁鳴(グー・シャオミン)教授は「従業員を大事にすることで、従業員にとっても所属する会社の価値は高まり、また企業にとっても従業員の能率を高め、社会的な責任を達成することにもなる」と語った。(翻訳・編集/小坂)

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