保護か撤去か 美しいハチの巣で揺れる重慶市の住民―重慶市

Record China    2006年11月10日(金) 18時38分

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重慶市の住宅地に出現した巨大なスズメバチの巣。住民たちはハチに刺される危険におびえているが、美しい外見から保護を主張する人も多く、意見が割れている。

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2006年11月9日、重慶(じゅうけい)市九竜坡(ジウロンポー)区の住宅地で、巨大なスズメバチの巣が発見され、注目を集めている。巣は、地上約3mほどの建物の壁に作られており、大きさはバスケットボールほどで、貝殻を1枚1枚重ねたような模様が大変美しい。しかし、スズメバチが頻繁に出入りしているため、その危険が指摘され、保護か撤去かで住民たちの意見が分かれている。

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この巣が作られたのは半年前のことで、当時は現在ほどの大きさはなく、美しい外観から取り除いてしまうのはもったいないと、そのままにしておいたのだという。しかし、ハチの巣は次第に大きさを増し、気がついた時にはリンゴ程度の大きさから、バスケットボールの大きさまでに なってしまった。巣を出入りするスズメバチの数も増えているという。

住民からは撤去を求める声が増えているが、保護を求める声も未だ根強い。意見が分かれる住民に対し、南西大学植物保護学院 の陳力(チェンリー)先生は、「安全面を重視するなら、一日でも早く、このハチの巣を撤去すべき」とアドバイスをしている。陳先生はさらに、「ハチの巣にはさまざまな価値があるが、スズメバチが出入りし、刺される危険性を考えると、できるだけ摘出する方がよい」と語った。

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