東南アジアの警戒もなんの、巧みな外交手腕を展開する中国―香港紙

Record China    2009年11月18日(水) 10時33分

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13日、香港紙は「胡錦濤は地域外交の良い方法を見つけた」と題した記事で、中国は日増しに実力と影響力、野心を強め、東南アジアをジレンマに陥らせていると報じた。写真はスプラトリー諸島に駐留する中国兵。

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2009年11月13日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「胡錦濤は地域外交の良い方法を見つけた」と題した記事で、中国は日増しに実力と影響力、野心を強め、東南アジアをジレンマに陥らせていると報じた。15日付で新華網が伝えた。

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記事によれば、東南アジア各国は中国との関係を通じ、経済と貿易の面で得をしようと争っているが、一方では中国の意図を警戒している。だが、中国の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席は地域外交の良い方法を見つけたようだ。今後20年で人口の7割が都市在住者となる中国は今後ますます資源と物資が必要となってくる。それを十分理解している胡主席はマレーシアとシンガポールへの公式訪問で、慎重で賢い外交手腕を見せつけた。

マレーシアと中国はスプラトリー(中国名:南沙)諸島周辺に眠っている石油・天然ガス資源をめぐる争いを続けており、シンガポールと米国の密接な軍事関係は北京を不快にさせている。だが、胡主席は両国への訪問の際、これらの件には一切触れず、協力と友好の姿勢を前面に打ち出した。

中国とマレーシアが交わした一連の合意書には、鉄道などのインフラ整備や銀行、教育などの分野が含まれている。中国はその見返りとしてパーム油や木材の輸入拡大を求める考えだ。また、シンガポールでも両国の間に横たわる亀裂の修復を図るため、パンダのつがいを貸与することを宣言、関係強化を高らかに唱えた。(翻訳・編集/NN)

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