<早分かり>中国人は何故、アフリカ系の人種を「差別」するのか?〜ネット上にみる自己分析

Record China    2009年11月10日(火) 15時32分

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5日、英紙は中国人の人種差別意識に関する記事を掲載。アフリカ人の血統を受け継ぐアスリートやタレント志望者に対し、ネットでは人種差別的な言葉が飛び交っているという。背景に中国人のどんな心理があるのか?写真は中国式サーカス・雑技を学ぶアフリカ人の子供。

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2009年11月5日、英紙ガーディアンは中国人の人種差別意識に関する記事を掲載した。中国人とアフリカ人の血統を受け継ぐアスリートやタレント志望者に対し、ネットでは人種差別的な言葉が飛び交っているという。

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「中国では根強い黒人差別が存在する」との見方もあるが、背景には中国人のどのような心理があるのだろうか?「中国YAHOO!知識堂」(日本の「YAHOO!知恵袋」に相当)で探ってみた。

「中国ではなぜ黒人が差別されているのか?」との質問事項にネットユーザーらが回答した内容のうち、目立ったのは以下の3項目である。

●発展途上国だから

黒人の多くは途上国出身だからだろう。貧しい者は心も卑しい。我々中国人も欧米人から大きな差別を受けていると感じる。この差別をはねつけるためには国や民族の繁栄が必要だ。白人に差別されている鬱憤を、黒人を差別することで晴らしているとも言える。

●外見

(中国人の審美眼からすると)黒人には外見の美しい者が少ない。中国人は大きく分厚い口を美しいと思えないのではないか?「大口の女は家を食いつぶす」という封建思想もある。また、中国では黒は不吉の象徴。日本にもある言葉だが、「一白遮百醜(色の白きは七難隠す)」とも言われるとおり、中国人は肌が色白であるほど美しいと感じる。

●怖いから

実際のところ、黒人を「差別」しているのではなく、恐れているだけだ。その証拠に、街で彼らと遭遇すると多くの中国人は踵を返したり、接近を避けたりすると、中国在住アフリカ人は言っている。

また、近年の中国ではアフリカ諸国出身者による不法入国・不法滞在・不法就業の「三不(中国語では「三非」)」が社会問題化している。彼らによる犯罪問題も突出しており、今年の上半期、彼らの多くが在住する広東省では外国人による犯罪が100件を超えた。違法薬物の取引や詐欺、強盗などが主なもので、多くがアフリカ出身者によるものだったという。(翻訳・編集/愛玉)

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