2009年11月9日、中国の大手ポータルサイト騰訊（テンセント）は、09年の自動車業界で起きた「驚きの10大ニュース」を発表した。

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さて、その「驚きの10大ニュース」とは…？

1、中国の新車販売、予想に反し好調

昨年末には苦戦が予想されていた09年の中国自動車市場だが、政府の一連の救済策により、3月ごろから新車販売台数が毎月100万台を超える勢いを持続。10月には累計で1000万台を突破した。

2、GMとクライスラーが破たん

米自動車ビッグスリーのクライスラーが4月、ゼネラル・モータース（GM）が6月にそれぞれ破産法適用を申請した。

3、四川騰中がハマーを買収

10月10日、GMは「ハマー」ブランドを中国でも無名の機械メーカー、四川騰中に売却することで合意した。

4、吉利にボルボの優先交渉権

米フォード・モーターは10月28日、ボルボの買収に関する優先交渉権を中国の吉利汽車に与えたと発表した。

5、長城がフィアットを提訴

長城汽車は10月20日、イタリアのフィアットを同社の商業機密を盗んだとして提訴した。同社の小型車「精霊（ペリー）」の開発段階で、フィアット側の社員が極秘に写真を撮影したというもの。

6、燃料税がついに導入

94年の検討開始から15年。1月1日から、ついに燃料税の導入が開始された。

7、ユーザーの勝利、杭州「時速70キロ」事件

5月に浙江省杭州市で起きた交通死亡事故。明らかにスピード違反でありながら、警察は加害者である富豪の息子をかばうため、「時速70キロ」しか出していなかったと虚偽の発表。ネットユーザーがこれに激怒したことがきっかけで、社会問題にまで発展した。

8、北京汽車、サーブ親会社に出資

独オペル買収に失敗した北京汽車だが、サーブを買収したケーニグセグへの出資に成功。中国でのサーブ車の生産・販売の可能性も？

9、政府が小型車の購入支援策

中国政府は1月15日、排気量1600cc以下の小型車の自動車取得税を半分にする購入支援策を打ち出した。期間は同20日から12月31日まで。

10．富豪ランキング首位に自動車メーカー総裁

9月28日に発表された中国在住の英国人ジャーナリスト、ルパート・フーゲワーフ氏による「中国富豪ランキング」で、自動車メーカー・比亜迪（BYD）の王伝福（ワン・チュアンフー）総裁が初めて首位にたった。（翻訳・編集/NN）