Record China 2009年11月5日(木) 13時21分
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09年11月、上海で学ぶ語学留学生は、数年前まで日本人や韓国人が大多数だったが、現在私の通う大学ではさまざまな国籍の学生が切磋琢磨している。これこそ、上海という都市が国際的に大きく注目されていることの証であると思う。写真は上海の留学生。
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2009年11月、日本で中小企業コンサルタントを務めてきた経験を生かそうと、中国に腕試しにやってきた36歳の私。いきなりの単身赴任を決め込んだが、中国・アジアのマーケット開拓を目指し、長期スパンでこの地に根を下ろそうと決めた。上海へ来て2か月あまり、午前中は中国語を猛勉強。午後は友人の経営するIT会社で業務に携わる毎日である。
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上海にはたくさんの大学があり、そのほとんどに外国人向けの中国語コースが設置されている。私が通っている大学は国際的にも知られているため、たくさんの留学生が集まってくる。授業は午前中の3時間のみ、6か月の学費は日本円にして約15万円である。
5年ほど前、私の知人が同大学に通っていたとき、クラスの大部分は日本人と韓国人で占められていたという。しかし、現在の私のクラスにいる23名の同級生のうち、日本人は5人だけ。その他は、韓国、タイ、フィリピン、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、ドイツ、フランス、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、スイス、トルコと14か国に及ぶ。大学事務局によると、全体では80か国から約5000人の留学生が来ているそうだ。
中国語の学習が進むにつれて、クラスメイトとのコミュニケーションは英語から中国語に切り替わっていく。自分の国を紹介するだけでも、とても良い学習になる。先日は自国の気候を中国語で説明し合うワークショップが行われた。まさに毎日が国際交流だ。
なぜ上海に来て中国語を勉強しているかをクラスメイトにたずねてみた。20代後半から30代前半の女性は駐在員の妻であるケースが多い。日本人や韓国人だけでなく、欧米人にもそういうケースが増えていることが特徴だ。20代前半の学生は、将来中国で仕事がしたいと考えているようだ。自国の大学との単位交換制度があり、それを利用して半年間学びに来ている学生もいる。上海の発展やビジネスチャンスへの期待が高まっているからこそ、たくさんの国から人が集まってきているのだ。
しかしその一方で、クラスの約3分の1は、社会人として世に出て行くことを考えあぐねているモラトリアム学生でもある。数少ない社会人学生の私から見ると、とても懐かしくもあり、またもったいない気持ちでいっぱいになる。ぜひとも、刺激の多い上海での経験を存分に生かし、将来への糧としてもらいたいと願ってやまない。(30代男性/生産、物流現場カイゼン研究会勤務)
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