瀋陽市に見る地方都市の急速な発展、住民には戸惑いも―中国

Record China    2009年10月26日(月) 9時47分

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24日、発展する中国地方都市の代表として遼寧省瀋陽市を紹介する外国メディアの報道を新華社が紹介した。写真は初めて投入された瀋陽地下鉄1号線の車両。

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2009年10月24日、新華社通信(電子版)によると、ドイツ紙「フランクフルター・ルントシャウ」は12日、発展する中国地方都市の代表として遼寧省瀋陽市を紹介した。

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遼寧省の省都・瀋陽市は決して風光明媚な都市ではない。20年前には、中国東北部の工業基地として、「大気汚染と旧式の工場設備」で悪名高き地方都市だった。1990年代初めには極めて深刻な構造的不況を迎えて多くの鉱山や工場が閉鎖、数万人に上る失業者を出している。

しかし今、瀋陽市は600万人の人口を有する経済都市に姿を変え、発展と拡大を続けている。同市は多くの大学や研究所、ハイテク企業を抱え、市中心部にはホテルやオフィスビルが次々と建てられ、郊外のベッドタウンでも高層ビルが林立する。

同市の建築には特色があり、その典型として新アムステルダム地区が挙げられる。駅舎、市庁舎、街灯やゴミ箱に至るまで、街並み全体にオランダを再現している。さらに現在、地下鉄工事が進められており、主要幹線道路の拡張工事も続けられている。

こうした発展と無関係な生活を送っている高齢の市民らは、「街の華やかさについていけない」とこぼす。彼らの多くが住む地域は地下鉄建設予定地になっており、将来立ち退きを迫られることになるという。(翻訳・編集/本郷)

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