Record China 2009年10月21日(水) 6時49分
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18日、米メディアは、中国では建国の英雄・毛沢東を懐かしむ声が高まっており、特に誕生の地である湖南省韶山市はその恩恵を受けていると報道。今年すでに350万人の観光客を集めているという。写真は同市を訪れる観光客。
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2009年10月18日、ロサンゼルス・タイムズは「毛沢東との関係を活用する中国の町」と題する記事を掲載した。中国では建国の英雄・毛沢東を懐かしむ声が高まっており、特に誕生の地である湖南省湘潭市の韶山市を訪れる人が多く、今年すでに350万人の観光客を集めている。19日付で環球時報が伝えた。
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週末になると毛沢東の生家の前には記念撮影や記念品購入のための観光客で行列ができる。記念品を売る毛菊香(マオ・ジューシアン)さんは「以前より売れている」と話す。並ぶのは毛沢東の銅像(85ドル相当)、水晶(7ドル相当)、キーホルダー(4.25ドル相当)など。毛さんも他の村民と同様、自称毛沢東の同族。「昔は貧困や飢餓で苦しんだが、毛沢東思想のおかげで生活は大きく変わった」と語る。
「毛沢東信仰」の復活は政府も公認しており、建国60周年を記念した映画も毛を愛嬌ある人物として描く。北京のある社会学者は「宣伝部は毛を神であるかのように描き、若者の信仰を集めようとしている」と語る。
韶山市では毛沢東を活用した経済効果があり、市内には10軒以上のホテルが並び、歴史博物館や毛家飯店の本店もある。観光客は毎年10%の伸びを見せ、党員もここ6年で50人から90人に増加した。ネット上で記念品を売る市民は、社会主義と資本主義の意識形態についての質問には答えてくれなかったが、「著書を読んで、毛沢東は寛大な人だと思った。小銭稼ぎに対しても意に介さないはず」と語る。ある学生は「毛沢東のおかげで父親は農民から獣医になり家や車を買えた」と話している。(翻訳・編集/小坂)
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