中国メーカー、自動車市場への進出を目指す―インドメディア

Record China    2009年10月18日(日) 9時10分

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14日、インド紙エコノミック・タイムズは「中国自動車メーカーはインド市場のにおいを嗅ぎつけた」と題した記事を掲載し、中国自動車メーカーのインド市場への進出について紹介した。写真は奇瑞汽車の女性向け小型車「QQme」。

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2009年10月14日、インド紙エコノミック・タイムズは「中国自動車メーカーはインド市場のにおいを嗅ぎつけた」と題した記事を掲載し、中国自動車メーカーのインド市場への進出について紹介した。15日付けで環球時報が伝えた。

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記事によると、中国の今年の自動車生産は1200万台に達すると見られている。中国の自動車メーカーは現在、インドを始め、ラテンアメリカ、東ヨーロッパ、アフリカ各国、ロシアの自動車メーカーと提携契約を結び、世界への進出を目指している。その中でも、奇瑞汽車、一汽集団、長城汽車などはインド市場での足場固めを重要視しているという。

インドの自動車メーカー、ヒンドゥスタン・モーターズの責任者は「インドの自動車市場は価格と性能に非常に敏感だ。中国は価格競争力を持つ製品を提供できる国の1つで、大きなチャンスがある」と中国メーカーとの提携に期待を示す。

中国メーカーの現在の生産能力は、すでに米国を超え、インドの10倍にも達しており、中国政府の補助などによって価格面での優位性も保っている。専門家は、「知的財産権の問題」と「インドに満足できるレベルのOEMメーカーがない」との2つの原因を挙げ、「中国メーカーのインド進出はスムーズには行かない」との見方を示している。

一方で、インド市場で中国製自動車の拡販を計画しているディーラーの責任者は「インド国民の購買力の向上と政府のローン緩和政策によって自動車販売は飛躍的に伸びる」と語るなど、インド市場に対する見方は一致していない。

しかし中国メーカーは、インドの生産工場を拡大し、各工場にロボットによる生産ラインを設置するなど、低コスト高品質の製品生産能力をすでに確立しているという。(翻訳・編集/HA)

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