Record China 2009年10月15日(木) 4時38分
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14日、日本の華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は、日本人を埋葬するために中国側が建立した共同墓地に関し日本政府がこのほど決定した支援内容を「スズメの涙」と評した。写真は05年9月、黒龍江省で発見された日本軍が残したとされる爆弾。
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2009年10月14日、日本の華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)総編集長は「方正県の『日本人公墓』が得たスズメの涙」 と題したブログで、終戦の混乱で日本に引き揚げられず中国で死亡した日本人を埋葬するために中国側が建立し、管理してきた共同墓地「日本人公墓」に関連し、日本政府がこのほど決定した支援内容を「スズメの涙」と評した。
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記事の要約は以下の通り。
毎年多くの日本人グループが黒龍江省方正県に建てられた「日本人公墓」に墓参りにやって来る。彼らは現地住民の感情に配慮し、ホテルを借り切ったり、カーテンを閉めたりして室内で密やかに儀式を執り行っている。
「日本人公墓」は、満州に入植した日本人のうち、敗戦の混乱によって日本に引き揚げることができず、飢えや寒さ、伝染病などで死亡した約5000人を祭るために方正県政府によって1963年に建てられた。当時の周恩来首相の「日本人民も日本軍国主義の被害者である」との指示や生き延びた入植者の要望によって、中国側が日本人のために建立した中国に存在する唯一の公墓として知られている。
日本で報道された内容によると、方正県政府は1963年に建立した墓石以外に、84年には近くの麻山地区で集団自決した日本人約500人のための墓石も建立した。同県政府は墓石の建立以降、清掃などに関する費用年間約20万元(約260万円)を全額負担してきたが、財政状況が厳しいため、今年に入り日本政府に費用の一部負担を打診。日本政府は40年以上管理されてきた経緯を踏まえ、年間50万円の支援を決定した。
私はこのニュースを聞いて、真っ先に「スズメの涙」という日本語が頭に浮かんだ。方正県政府や住民が「日本人公墓」を40年以上管理してきて得たものが、日本政府のこのような支援だったのだ。(翻訳・編集/HA)
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