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戦闘型無人機の輸出を開始、欧米の市場独占に風穴=12時間滞空が可能―中国

Record China    2009年10月13日(火) 4時58分

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10日、中国が中国航天科技集団公司が開発した「彩虹−3」(CH−3)戦闘型無人機の海外への輸出を始めていることがわかった。写真は無人機を開発する中国の軍事企業。

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2009年10月10日、新華社通信(電子版)によると、中国は、中国航天科技集団公司が開発した「彩虹−3」(CH−3)戦闘型無人機の海外への輸出を始めている。同機の最長滞空時間は12時間、最大航程は2400キロメートル。

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同記事によると、建国60周年を記念して行われた閲兵式で初めて、中国は独自に開発した軍用戦闘型無人機を公開した。また同公司が開発した「彩虹−3」型機は、中国が初めて大量に輸出する無人機となった。同機は無人機用AR−1型空対地ミサイルを搭載可能で、同ミサイルは最大で1.4メートルの厚さの装甲を破壊する威力をもつという。

同機の用途は幅広く、偵察、監視、対地攻撃などをオールマイティにこなす。民用機としての需要も期待されており、森林防火、気象観測、海図作成、地質観測などにその能力を発揮するという。また、警察の定期パトロール、犯罪分子の捜索と監視なども行える、としている。

近年、戦闘型無人機の分野では各国が急ピッチで開発を進めており、米国ロシア、ドイツ、フランス、イスラエルなどだけでなく、イランのような軍事新興国も大量の戦闘型無人機を配備しているという。中国が独自開発機の輸出を始めたことは、欧米による技術と市場の独占状態に風穴をあけることになり、その意義は大きいと同記事は結んでいる。(翻訳・編集/津野尾)

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