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8日、米ロードアイランド州の民営拘置所に収容されていた中国人男性を虐待死させたとして、男性の遺族が拘置所と看守、米政府を訴えていた問題で、政府側は「看守と雇用関係はなかった」として責任は負わない姿勢を明らかにした。資料写真。
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2009年10月8日、米ロードアイランド州の民営拘置所に収容されていた中国人男性を虐待死させたとして、男性の遺族が拘置所と看守、米政府を訴えていた問題で、政府側は「看守と雇用関係はなかった」として責任は負わない姿勢を明らかにした。10日付で北京青年報が伝えた。
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米AP通信によると、拘置所内で死亡したのは呉暁雷(ウー・シャオレイ)さん(34)。ビザの期限が切れて不法滞在となっていたため、同州内の民営移民拘置所に収容されていた。遺族の訴えによれば、呉さんは昨年8月、肝がんで死亡。収容中、激痛に耐えかね何度も治療を受けたいと願い出たが、拘置所側は仮病だとして取り合わず、放置していた。その間も手錠、足枷、腰鎖で拘束され、車いすの使用も認められなかった。容体が悪化したため、検査をしたところ、末期がんであることがようやく判明したが、呉さんは間もなく死亡した。
記事によれば、米国移民関税執行局(ICE)も調査の結果、呉さんが不当な扱いを受けていたことは認めた。だが、事件後、当時の関係者は解雇となり、責任者も相次いで辞職したという。遺族側は呉さんが適切な治療を受けられず、苦痛の中で亡くなったことに対する損害賠償を求める訴えを起こしている。(翻訳・編集/NN)
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