チンギスハンの墓は本当に四川省に?地元当局は「聞いていない」―四川省

Record China    2009年10月4日(日) 20時33分

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9月30日、モンゴル帝国の初代皇帝チンギスハンの末裔とされる女性がこれまで謎とされてきた墓の所在について「四川省カンゼ・チベット族自治州にある」と証言した件で、地元当局は「全く聞いていない」と語ったという。写真はカンゼ・チベット族自治州。

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2009年9月30日、モンゴル帝国の初代皇帝チンギスハンの末裔とされる女性がこれまで謎とされてきた墓の所在について「四川省カンゼ・チベット族自治州にある」と証言した件で、地元当局は「全く聞いていない」と言っていることが分かった。華西都市報が伝えた。

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チンギスハンの墓は世界史上最大の謎の1つとされ、所在については諸説あるが、これまでは霊廟のある内モンゴル自治区オルドス市が最も有力とされていた。だが、チンギスハンの第34代子孫とされる大連在住のモンゴル族女性が新証言をしたことで、「歴史的な大発見」と大きな注目が集まっていた。

中国政府も証言に基づき、9月から現地調査を開始したと伝えられているが、記事によれば、地元のカンゼ・チベット族自治州文化局は「そんな重大な発見があったことも、調査をしているという話も聞いていない」とコメント。四川省文物局も「聞いていない。現在、事実関係を確認中」としている。

だが、同州を流れる大渡河一帯では昔からチンギスハンの末裔がいるとの噂はあったようだ。付近の瀘定県冷磧鎮沈村に住む「余」姓の村民たちは、自分たちは実はモンゴル族でチンギスハンの末裔であると公表している。当時、明軍の迫害を恐れた末裔たちがこの地に流れ、漢族を装うために「余」姓を名乗るようになったのだという。(翻訳・編集/NN)

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