川辺で洗濯とおしゃべりに励む北朝鮮の主婦―平安北道清水市

Record China    2006年11月3日(金) 14時32分

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中国との国境を流れる川に、2人の北朝鮮人女性が洗濯にやって来た。国の状況がどうあろうと、いつの時代も繰り広げられる普通の暮らしがここに垣間見られる。

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先月の核実験以後、国際社会にはあの国が何を考えているのか理解できる者はいない。北朝鮮の立場が、これでますます厳しくなったことは間違いない。

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2006年11月2日、北朝鮮の平安北道(へいあんほくどう)で最も重要な工業都市・清水市の最高気温は17度、最低気温は8度と過ごしやすい1日であった。同市の家庭の主婦たちにとって、寒さが厳しくなる直前の、最適な選洗濯日和である。

彼女たちは中国との国境を流れる鴨緑江(おうりょっこう)を訪れて、洗濯をしながら雑談し、のんびりと時を過ごしている。しばらくすると彼女たちにとって、1年のうちで最も忙しい時期である正月がやって来る。彼女たちは何か必要な物があっても、店で買うことはできない。全て自分たちの手で作らなくてはならず、そのための準備に忙しくなる。国の強制であちこちの整備工事にも駆り出される。その前に時間をうまく利用して友人とたっぷり話したいし、今年のキムチ作りのアイディアも交換したい。

この先北朝鮮はどうなっていくのか、彼女らの住む世界では、国の未来についてほとんど考えられていないことだろう。指導者を愛し、信じるよう教えてられてきたためだ。彼女らはこれまでよく指導者を愛し、そして信じてきた。しかし指導者たちは、本当に彼女たちのために考えてくれたことがあっただろうか。

「楽しかった、こういう時間っていいものね」などと話しているうちに、女性たちは川の対岸にいる私に気付いた。「あの人は何?どうして私たちを撮っているの、変態じゃない?本当に失礼ね…。」彼女たちは私に向かって散々にののしりの言葉を浴びせ、急いで去って行った。

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