「李白のふるさと」はどっち?商標権めぐり2都市が対立―中国

Record China    2009年9月25日(金) 21時17分

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24日、湖北省安陸市が観光宣伝に「李白のふるさと」を名乗ったことから、同じく「李白のふるさと」と称していた四川省江油市が「商標権の侵害だ」と国に訴えたのだが…。写真は四川省江油市の李白の旧居。

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2009年9月24日、「李白のふるさと(李白故里)、銀杏の里、安陸があなたを歓迎します」という観光CMを作った湖北省安陸市に対して、同じく「李白のふるさと」を名乗る四川省江油市が「商標権を侵害された」として同CMの放映差し止めと「李白のふるさと」の使用禁止を求めていた問題で、国家工商総局は15日、「安陸市の行為は商標権の侵害にはあたらない」との判断を下した。湖北省のニュースサイト・荊楚網が伝えた。

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李白の出身地や出自には諸説あり、このニュースが報道されるとネット上で論争が繰り広げられた。国家工商総局は「安陸市は李白が長期居住した地であり、『李白のふるさと』を名乗る合理的根拠がある」と判断。「『李白のふるさと』とうたった観光CMについても、客観的事実に基づいたもので正当な宣伝行為」と答えた。

この工商総局の判断について、李白が幼少期から青年期までを過ごしたとされている四川省江油市の観光文化コンサルティングサービスセンターは「我々が先に『李白のふるさと』という言葉を商標登録しており、すでに関連商品も開発している」として、関係部署に再度訴えを提出し徹底抗戦する構えを見せている。

対する安陸市委宣伝部は「工商総局がすでに判断を下したにも関わらず、江油市はしつこく侵害を叫んでいる。同市のかたくなな態度は安陸市民の感情を大きく傷つけた」として、こちらもあくまでも受けて立つ構えを示した。(翻訳・編集/本郷)

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