Record China 2009年9月22日(火) 16時6分
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20日、中国で偽札製造が巧妙化しており、組織内の分業化や小額紙幣が増加傾向にあるという。写真は7月に北京で押収された偽札。
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2009年9月20日、中国国営ラジオ局「中央人民広播電台」のニュース番組「中国之声」は、中国公安部が今年1月20日から全国展開中の偽札犯罪撲滅作戦「09行動」について伝えた。
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これまでに全国の公安機関が摘発した偽札犯罪は1807件で、すでに昨年1年間の摘発件数の1.5倍になっている。押収した偽札の額面総額は6億8400万元(約92億3400万円)、逮捕した容疑者は3619人にのぼった。中国公安部経済犯罪偵査局の張涛(ジャン・タオ)副局長は「偽札製造販売に職業化傾向が見られる」と指摘。家族や同郷の者同士でグループを組織し、構成メンバーは不動。分業化と責任制をとっており、主犯格が広東省などの組織から大量に偽札を購入し、その後グループ内でこれを分配し中国各地で使用するというのが主な手口となっている。
公安部の発表した10大事件のうち最も典型的な事件として、今年2月23日に広東省で摘発された偽札大量偽造事件を紹介。総額8502万元(約11億4700万円)という「09行動」で最多の偽札が押収されたが、資金・設備担当者と偽造担当者が別々に存在し、大がかりな偽札工場には印刷のプロが2人雇われており、徹底した分業化が行われていた。
また、偽札の額面も小額化傾向にある。これまでは100元札が主流だったが、10元札、20元札などの小額紙幣や硬貨も増えている。統計によると、2005年以降に押収した偽の小額紙幣・コインの数と額面はそれぞれ6倍増、4倍増となっている。(翻訳・編集/本郷)
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