Record China 2009年9月3日(木) 8時5分
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8月31日、中国で90年代生まれの若者のグループによる犯罪が多発していることや、その行動の衝動性や攻撃性が指摘され問題視されている。写真は鄭州市に現れたマント姿の万引きグループ。
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2009年8月31日、法制日報によると、中国で「90後」と呼ばれる1990年代生まれの若者のグループによる犯罪が多発していることや、その行動の衝動性や攻撃性が問題視されている。
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北京市海淀区人民検察院の統計では、2007年に同検察院が受理した犯罪事件は4096件だが、そのうち90年代生まれの若者による犯罪は189件で全体の4.6%を占める。2008年は3463件のうち198件で5.7%。2009年は6月末までに1848件のうち168件、9.1%を90年代の若者による犯罪が占め、組織的犯罪は28件に上る。
また、インターネットの普及にともない、若者による組織的犯罪も窃盗や強盗などの財産犯で増加しており、その犯罪の暴力性や衝動性が顕著となっている。窃盗65件、強盗36件、傷害11件、強姦7件などで、1人またはカップルを狙った犯罪が多く、その手口は凶悪なものが多いという。
中国政法大学青少年犯罪研究センターの皮芸軍(ピー・イージュン)主任は、青少年犯罪は地方からの出稼ぎ労働者の子どもと地元の子どもとの間では明確な違いがあると指摘。出稼ぎ労働者の子どもは窃盗など「物」を狙った犯罪が多いが、地元の子どもは衝動性が高く、犯罪の動機は「快楽」であり、悪ふざけの延長にあるため、犯罪の結果を気にしない傾向が強いという。
また、若者の犯罪が増加を続けているのは法律による抑止力が欠落しているからだと指摘する声もある。中国の刑法は14歳未満の未成年者には基本的に適用されないため、法規による早期介入や抑止が急務となっている。(翻訳・編集/岡田)
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