<臓器提供>65%は死刑囚から、国際ルールに沿ったシステムの確立へ―中国

Record China    2009年8月27日(木) 22時25分

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26日、中国で長い間依存されてきた死刑囚からの臓器提供の減少と違法な臓器取引をなくすための新しい臓器提供システムがスタートした。写真は安徽省巣湖で6月に開かれた4人連続殺人事件の第一審。被告4人に死刑が言い渡された。

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2009年8月26日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、中国で長い間依存されてきた死刑囚からの臓器提供の減少と違法な臓器取引をなくすための新しい臓器提供システムが試験的にスタートした。

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記事によれば、中国衛生部の黄潔夫(ホアン・ジエフー)副部長は臓器移植手術全体の65%で死刑囚からの臓器が使われていると認めた上で、「確かに適切な提供源とは言えない」と述べた。だが、死刑執行前に必ず本人の同意を得ており、「死刑囚の権利は尊重している」と説明している。

新しい臓器提供システムについて、中国紅十字会と衛生部は25日、上海で開いた会議で上海、天津、遼寧、山東、浙江、広東、江西、アモイ、南京、武漢の各省・市で試験的に実施すると発表した。

中国政府は07年に「人体器官移植条例(=臓器移植法)」を施行し、臓器の不正取引や外国からの移植ツアーを禁じてきたが、臓器提供システムが確立されておらず深刻なドナー不足の状況では、「不正行為はなくならなかった」(衛生部)という。黄副部長は国際的なルールに沿ったシステムの早急な確立を目指したいとしている。(翻訳・編集/NN)

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