世界最大の汚染国にして世界最大のクリーンエネルギー大国?―中国

Record China    2009年8月17日(月) 6時49分

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10日、中国のクリーンエネルギー開発の勢いには目を見張るものがあり、世界最大の新エネルギー技術大国になる可能性もあると米紙が論じた。写真は7月に北京で開かれた第6回アジア風力発電大会及び国際風力発電展覧会。

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2009年8月14日、環球時報によると、米紙・クリスチャン・サイエンス・モニターは10日、中国のクリーンエネルギー開発の勢いには目を見張るものがあり、世界最大の新エネルギー技術大国になる可能性もあると論じた。

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同記事によると、中国は毎日、大量の汚染物質とCO2を大気に吐き出しているが、その背後で、ある革命が進行しているという。中国は、当局の代替エネルギー設備製造業者に対する奨励政策にあらわれているように、国家をあげてクリーンエネルギー開発に取り組んでおり、「中国の価格」と「中国の速度」で数兆ドルの市場を席巻しつつある。

中国は、米国の6倍にあたる、全世界で生産されるソーラーシステムの3分の1を製造している。来年には米国を抜いて、世界最大の風力発電機マーケットになる見通しもある。秋には、中国企業が、世界で初めての量産型電気自動車を発表する予定だ。

同記事は、「将来、中国は世界最大の汚染国であり続けるだろう。同時に、『1時間に1台、1兆ワットの風力発電機を設置していく』国にもなる」と展望する。

しかし中国がクリーンエネルギー大国を目指すのには理由がある、と同記事は指摘。中国国内の自然資源が有限なことに加え、環境汚染の厳しい現実にも直面している。そしてもちろん、経済的利益の獲得がある。中国政府の高官は、今後半世紀のクリーンエネルギー産業は、他のどんなビジネスよりもカネになる、とみている。(翻訳・編集/津野尾)

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