観光産業によって貧困地区の1割が脱出―中国

Record China    2009年8月14日(金) 9時0分

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11日、中国では、観光産業の発展によって中国の貧困地区の人口の約10分の1が貧困から脱出したという。写真は杭州市の農村。

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2009年8月12日、中国新聞社によると、中国国家旅游局の邵[王其]偉(シャオ・チーウェイ)局長は、11日に開催された陝西省観光産業発展大会で、「観光産業の発展によって中国の貧困地区の人口の約10分の1が貧困から脱出できている」と語った。

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邵局長は農村地区に対する観光産業の影響について、データでは完全なものではないと断った上で、「中国の農村地区では毎年延べ5億人の観光客を受け入れ、観光産業による収入は3000億元(約4兆2000億円)を超えている」とし、「これにより恩恵を受けている農村が2万か所以上、農民は約2400万人おり、貧困地区の人口の約10分の1が貧困から脱出できている」と語った。

少数民族の独特な風情や郷土文化、美しい田園風景など、中国では農村地区に観光資源の約70%が存在しているといわれている。世界各国でも実証されているように、農村地区への観光は、観光客のニーズを満足させるだけでなく、農村経済を活性化させる有効な手段となっている。

邵局長は「観光産業は貧困からの脱出に有効なだけでなく、即効性が高く、しかも再び貧困に戻る確率が非常に低い。観光産業の発展によって物資、資金、情報などの流れが活発になるだけでなく、農産品や観光記念品の生産など2次的な産業の発展につながるなど、経済的なメリットは非常に大きい」とその効果について語った。(翻訳・編集/HA)

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