「子供は女の子が欲しい」、中国の夫婦に急増―豪紙

Record China    2009年8月6日(木) 21時13分

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5日、豪紙はこのほど、中国で女の子を産みたがる夫婦が増えていると伝えた。老後の面倒を見てくれることや経済的負担が男の子より少ないことなどが原因と見られている。写真は山東省出身の双子の姉妹。

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2009年8月5日、環球時報によると、オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は4日、中国で女の子を産みたがる夫婦が増えていると伝えた。中国では「一人っ子政策」により、生まれてくる子供の男女比不均衡が問題となっているが、最近では男の子よりも女の子が欲しいという夫婦が増えているという。

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最新の統計では、中国の男女の出生比率は120:100。親の老後は息子が面倒を見るという習慣もあり、中国ではこれまで農村部を中心に「子供は男の子が欲しい」とする夫婦が圧倒的に多かったが、南京大学の人口社会学専門家によれば、社会保険システムが都市部を中心に充実してきたことから、子供は必ずしも男の子でなくても良いという親が増えているのだという。

また、ある銀行関係者は、生活コストの上昇により、成人までにかかる経済的な負担の高い男の子よりも、負担が少なくて済み、経済的に余裕のある夫と結婚するかもしれない女の子を望む親が増えていると指摘。社会学・人口学の専門家も「老後の面倒を実際に見てくれるのは女の子だ」と、その原因を分析している。(翻訳・編集/岡田)

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