<自動車>中国だけ例外?全世界が販売不振、最大市場に熱い視線―中国

Record China    2009年8月3日(月) 20時52分

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3日、主要国における自動車販売数が軒並み減少する中、09年上半期の中国の自動車販売台数は609万台、前年比18%増を記録した。写真は先月北京で開かれたモーター・ショー。

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2009年8月3日、「経済参考報」によると、各先進国における自動車販売数と各主要自動車メーカーの09年上半期の販売成績が出揃った。国別では中国とドイツ、ブラジル以外は日本を含めて軒並み販売台数が減少、メーカー別でもトヨタ、GM、フォード、フォルクスワーゲンなどほとんどのメーカーが前年比で売り上げ減少に甘んじた。

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同紙によると、金融危機の影響で、09年上半期の世界自動車販売数は18%近く減少したが、中でも深刻なのは米国で、480万台(前年比35.1%減少)にとどまり、世界最大の自動車市場の座を中国に譲り渡した。日本も218万台で前年比21.5%減少した。

中国は対照的に、この半年で609万台(前年比18%増)を販売、内訳は乗用車が74.3%、乗用車のうち約7割が国外メーカーとの合弁企業が占めた。これは各メーカーの売り上げ成績にも強く反映されており、たとえば破綻したGMは世界での販売台数が355万台で前年比21.8%の不振に終わったのに対し、中国ではGM(中国)と傘下メーカーによる販売台数は81万4000台で同38%増、GMの中国での販売台数の新記録を打ち立てた。

伊・フィアット中国の幹部は、中国の自動車市場は高い成長率を長期的に維持するとみており、その潜在消費能力は巨大だと語る。いまや中国市場を軽視するメーカーは世界に1つもないとの見方だ。フォードは6月、アジア太平洋地区の本部を上海に移した。就任したばかりの豊田章男・トヨタ社長も7月上旬、中国視察を行っている。(翻訳・編集/津野尾)

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