Record China 2009年7月27日(月) 19時4分
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27日、このほど第一子の男児を出産したケリー・チャンをめぐる中華圏での報道が、「大きなお世話!」と言いたくなるほど暴走している。写真は香港誌。
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2009年7月27日、このほど第一子の男児を出産したケリー・チャン(陳慧琳)をめぐる中華圏での報道が、「大きなお世話!」と言いたくなるほど暴走している。
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ケリーと言えば、1990年代半ばから香港の女性トップスターとして活躍し続ける女優で歌手だ。長年の恋人だった実業家の男性と08年6月に結婚し、妊娠。妊娠中から「ハイヒールが危なっかしい」などと現地マスコミでは話題だった。
ケリーは香港の病院で、予定日より1カ月早く7月10日に出産した。その後、まず中華圏のネットユーザーやマスコミの間で話題になったのは「なぜ1カ月も早く生んだのか」という話題。その次に湧きあがったのは、退院した時のケリーの体形が妊娠前と変わりなくスリムで、しかもミニスカートにハイヒールといういでたちだったため、「本当に出産したの?」という疑問だった。
その結果、「子供は本当はタレントをしている実弟の隠し子では?」との報道や、「公開された子供を抱いている写真は、ケリーの視線が子供に合っていなくて温かみが感じられない」といった反響も続々と伝えられた。
だが帝王切開の場合、自然分娩と違って出産のタイミングは母体の状態や子供の成長の具合、または、家族・病院の都合によっても決められる。「産後は早く動く方が身体の回復にいい」と言われることもあるから、産後5日で退院、というのもあり得るし、体形が変わらないといっても、お腹のたるんだ肉はガードルかなにかでギュッとごまかしているのかも。それに、赤ちゃんの抱き方がぎこちなくて、肩に力が入っているのも、初産なら当然だ。
ケリーが「ニセ出産」疑惑をかわそうとしてか、明らかにした「妊娠中のメニュー」が極めて質素だったため、メディアはまた、「これでは妊婦には栄養不足なので真似しないように」との栄養士のコメントなどを伝えている。
妊婦が丁重に扱われ、栄養をよくとるように言われる香港だからこそ、彼女のスリムさは人々の目には「あり得ない」と映ったのかもしれない。だが、もしも本当に弟の子供だったとしても、それはそれでアリな選択だし、子供を持とうとする自由はだれにも何も言えことではない。立ちはだかる壁はただひとつ、極めて下世話な現地マスコミの報道だ。
香港富豪の男性との子供を極秘のうちにカナダで出産し、しばらくは香港に戻らない計画だという若手女優・イザベラ・リョン(梁洛施)とそのファミリーの方針も、こうしたメディアから子供を守るという意味では正しいのだろう。(翻訳・編集/東亜通信)
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