北京原人の頭蓋骨化石を積んだ?日本の沈没船の捜索再開か―中国

Record China    2009年7月21日(火) 8時32分

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20日、太平洋戦争末期の1945年に台湾海峡沖で沈没した日本船・阿波丸に積まれていた可能性が高いとされる北京原人の頭蓋骨化石の捜索を再開する可能性があるという。写真は周口店の北京原人遺跡。

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2009年7月20日、中国広播網によると、1941年に紛失し、その後行方がわからなくなっている北京原人の頭蓋骨化石は、太平洋戦争末期の1945年に台湾海峡沖で沈没した日本船「阿波丸」に積まれていた可能性が高いとされており、中国が同船の捜索を再開する可能性があることがわかった。

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北京周口店の北京原人遺跡で1929年に発見された北京原人の頭蓋骨化石は、1941年に紛失した後、1945年に米潜水艦に撃沈させられた日本の大型客船・阿波丸に積まれていた可能性が高いことが判明。阿波丸が沈没した場所は、台湾海峡北端の西側、中国福建省福州市平潭県牛山島の東側の海域で、中国政府は1977年から1980年まで同海域で同船の捜索を試みた。しかし、この海域は年間を通して風が強く波が高いだけでなく、海流が速いため作業が難航。また、当時の沈没船引揚げ技術にも限界があり、捜索を断念した経緯がある。

北京原人に関する専門家で、捜索に携わる李樹喜(リー・シュウシー)氏はこのほど、「捜索再開の準備中」と話しており、北京原人の頭蓋骨化石の発見に期待が集まっている。(翻訳・編集/HA)

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