<北朝鮮>初の商業CM放送で中国式改革開放路線への転換を宣言―韓国紙

Record China    2009年7月7日(火) 16時47分

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6日、韓国紙は北朝鮮の国営TV局が初の商業CMとして地元名産ビールの宣伝CMを放送したことを受け、「北朝鮮が中国式改革開放路線への転換を宣言したものだ」と報じた。写真は在北京北朝鮮大使館。

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2009年7月6日、韓国紙・朝鮮日報北朝鮮の国営TV局が2日、初の商業CMとして地元名産ビールの宣伝CMを放送したことを受け、「北朝鮮が中国式改革開放路線への転換を宣言したものだ」と報じた。環球時報が伝えた。

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北朝鮮の国営朝鮮中央テレビは2日、午後8時(現地時間)のニュース終了後、2分47秒にわたり、地元名産「大同江ビール」の宣伝CMを放送した。これまでの静止画に簡単な紹介といったものではなく、出演者たちがおいしそうにビールを楽しむ映像に「あぁスッキリ!!大同江ビール」というキャッチコピーまで付けられ、消費者にアピールする内容となっている。北朝鮮でこのような資本主義カラーを含む商業CMが放送されるのは異例のこと。

記事は、1978年12月に改革開放路線を歩み始めたばかりの中国で、人民の生活が大きく変化するきっかけになったのもやはりビールだったと指摘。このCMは80年代中期のまだ冷蔵庫があまり普及していなかった時代に大量にビールの生産を始めた中国で、中国人民が生ぬるいビールを喜んで飲んでいた姿を思い起こさせると振り返った。

今年は中朝国交正常化60周年にあたる節目の年。記事は、「内幕ははっきり分かっていない」とした上で、北朝鮮が初の商業CMにビールを選んだのは、恐らく中国資本が絡んでいるものと推測。しかし、北朝鮮が中国式改革開放路線に転じるには、まだ条件が整っていないと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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