2009年7月6日、中国財政部と民生部は豪雨被害の深刻な広西チワン族自治区など南部の6省・市に対し、緊急に災害対策費として1億2600万元（約17億6000万円）を計上すると発表した。5日までに各地で計4000万人近くが被災し、死者75人、行方不明者13人に上っている。新京報が伝えた。

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最も被害が深刻なのは広西チワン族自治区。同区柳州市を流れる柳江は5日未明、警戒水位を7m以上超える89m64cmにまで水位が上昇した。これほど水位が上がるのは96年以来のことだという。江西省でも連日の豪雨により電線が破損し、農村を中心に20万世帯以上が停電となったほか、列車の運休が相次いだ。

中国南部の広西チワン族自治区、江西省、湖南省、湖北省、貴州省、重慶市では5日4時現在（現地時間）、被災者は計3937万2000人、死者が75人、行方不明者は13人に上った。被害は広東省や福建省、安徽省にも拡大し、死者や行方不明者も出ている。（翻訳・編集/NN）